社会的成功って疲れません?
やっと雨が上がって久しぶりに出かけた時の話。
静岡に行った時に古い旅館を改修したっぽい、雰囲気のいい感じの居酒屋があって、多分還暦過ぎのママさんが、一人で切り盛りしてました。
つまみも、手作りの鶏皮たれ、煮物、ポテサラとかおふくろの味的なものが結構あって、勘で入ってみた割には当たりだなと思って、横の品のいいおじいさんと軽くおしゃべりとかカラオケとかして楽しんでいたわけですよ。
そしたら、ガラッと戸が開いて、結構アクの強そうな親父さんが一人で、もう出来上がって感じで入ってきて、常連みたいだったけど、なぜか自分の横に座って、ぐいぐいビールをやり出した。
「今日は3時から飲んでて3軒目なんだもんで」とか「しきじは出入り禁止になったもんで」とか静岡弁らしき言葉で声高に語る。
さっきのおじいさんなんかは、場慣れたもんで軽くいなして早めに切り上げちゃうし、最後自分とそのオヤジさんとサシになってしまった。
東京から来たっていうと、「昔は銀座で女と飯を食いまくった」とか「蒲田の寿司が行きつけだ」とか、結構自慢気に語ってくるから、結構だるいなって思ったんだけど、この際徹底的に持ち上げてやろうと思って、そうなんですか~とか追従してたらガンガンおごってくれて、こっちも仕上がってしまった。
「兄弟七人で社長になったのはわしだけや」、とかやはり自分に言い聞かせるように語るおじさん(社長さん)をみてて、まあ大変だなと思ってしまった。
ここまで人に自分を語らないと自分が保てないのかな~
あと全然羨ましくないんですよ。
確かに経営とか、自立とか、甘くないからしっかりしなくちゃだめかもしれない。
でも、疲れるんだろうな。
こちらは、社長でもなんでもないただの勤め人だから、人に何も自慢できるものはないし、自負もない。
でも、いちいち周りの人に自分を語る必要もないから楽といえば楽ですね。
僕はのんびり日曜にコーヒー飲んでまったりできるくらいの生活ができればいいかな、、
最近災害が多くて普通の生活ができることが余計ありがたいと思っているからなおさらですね。
まあ、怠け者のたわごとかもしれませんけどw