カナダとオーストラリアの違い。ある若者とのやりとり。
先日、かなり前なんですけど、定宿のゲストハウスで面白い若者Iくんに会いました。
今カナダに住んでて、向こうで英語とウエブデザインを勉強しつつ、旅をしたり、ツアーガイドをしたりして暮らしているよくいる感じの20代です。
でも、なんとなく「私海外に暮らしてます」オーラがあまりなくて、とても普通だったのが逆に興味をそそられたんですよね。
自分はもう50代のおじさんですけど、一応若い頃は海外放浪とか、語学留学とかしてたんで、今ってなんか自分の頃とどう考え方とか感覚とか違うかなっと思って話しかけてみました。
そしたら、かなり深いところまで、話が盛り上がったので、サクッとまとめてみたくなりました。
自分にしては珍しく長めの文章ですが、よければ読んでみてくださいませw
質問1 なぜ最近アメリカでなく、カナダとオーストラリアに日本人の若い人が行くのだろう?
これは、前から自分が感じでいたところで、「やはり911でアメリカ渡航がむちゃくちゃ厳しくなったのが影響しているかな」と推測していたんですが、どうもそれだけではないようです
I君いわく、ワーホリ採用国、で英語圏で、わりとビザが取りやすいのがこの2カ国だそうです。
でも、それぞれやはり環境とか、行く人のタイプとかがかなり違っていて、目的とか相性を考えていかないと、失敗する場合もあるみたいです。
簡単にまとめてみます。
カナダ:住みやすい田舎。日本人と気質が似ている。留学や仕事とか何かを習得したい人には向いている。
・大学のレベルが高い。留学にはいい。ワーホリから留学にスイッチする人は結構いる。
・アメリカに近い、IT業界とか仕事の選択肢が多いので、働きたい人はオススメ。
・VC 200万人くらいの規模で住むにはちょうど良い。
・大都市のトロントがすぐそばにあるので、エンターテイメントにも困らない。
オーストラリア:あそびか稼ぎか。ずっと住む感じではない。
・旅人。旅の起点。実際旅人とかバックパッカーとかさすらいタイプの人が多い。
・1年なら1年とか、期限を決めて割り切って滞在すれば結構楽しいんじゃないですかね。
・海が綺麗。勉強する雰囲気じゃない。留学する人は少ない。
・大学とか進学でもない。ワーホリの人は、ほとんどファームバイト。
・Round trip. 各地を巡って、旅をすることが楽しい人もいるけど、ずっとこのままだとこれでいいのかな、という不安を覚える人も多い。
・楽器とか得意人は、駅前のステージでstreet musician で稼いで旅する人もいますね。
そうなんだー。
自分からすると、オーストラリアでもメルボルンとかは、アメリカでいうイーストコースト的な雰囲気で、割と詰めて働く感じがするんだけどねー。
やはりI君は自分がカナダに住んでいるのでカナダ押しかなw
質問2。じゃーカナダ押しってことで、カナダを拠点に住んでていて感じることって何ですか?
カナダを拠点に働く理由。
・満員電車が耐えられない。
・お金がかからない。東京はお金がかかる。外食しない。
・個人的に節制できている生活が好き。カナダに住んでいると、住環境がとてもいいので、どんな家に住むかという感化が大事になってくる。
・いわゆる専門職的な人は、。カナダで働いた方が稼げる。調理師、鍼灸師。指圧師。カナダですごく稼げる。
・(I君は)最初はバイトをしていた。カナダにオーロラ見にくる日本人多い。ツアーガイドやってました。ユーコン州。きつい仕事だったです。
質問3。日本に戻ってくると何を感じますかね?
・(I君を)リスペクトしてくれる友人は、だいたい現状に不満を抱えている。
・労働がきつい。働き方。ストレスの量が違う。
・カナダは多様性の国。価値観の違う人たちをリスペクト。
・遅刻とかに寛容。ゆるさがカナダにはある。
質問4。「リスペクト」って何ですか?共感するってこと?
・共感する必要はない。相手を重んじることが大切。
・相手に強要をしない。変えようとしない。怒らない。
・他文化に対する理解を前提としている方にはとてもあっていると思いますよ。
とりあえずこんなところでした。
うーむ、内容結構盛り沢山になってしまったw
結構長くなったけどまとめるといろいろ気づきますね。
自分も聞いてて思ったんですけど、いい意味で「ほっといてくれる」って大事だなって思いました。
自分は東京住みが長くて、満員電車も10数年乗っているんだけど、改めてそれがキツいんだなって気付かされました。これだけでも海外に行きたくなる理由になるんだなって。
また、戻ってきたらゆっくりご飯でも食べながら話でもしたいなw